だいぶ寒さも和らぎ、過ごしやすい季節がやってまいりました。皆さまには日頃よりお寺の護持発展にご協力たまわり心より感謝申し上げます。
春のお彼岸の季節がやって参りました。
当山では、3月19日 午前11時より本堂において春彼岸会法要を厳修いたします。檀信徒各家先祖代々及び永代供養の諸精霊にご供養のお経をお上げいたしますので、お墓参りのついでにぜひお参りください。
お彼岸といえば、お墓参りに行き、亡き人を偲び、線香を手向けて手を合わせることが一般的ですが、それはとても功徳のある行いです。しかし、それに加えて、もう一つ大切なことがあります。それは、お彼岸の間、私たちがこの世(煩悩と迷いに満ちた此岸)を、仏のおわします悟りの世界(彼岸)と同じ安らぎの世界にするために、仏行に励むことです。具体的には、「此岸を彼岸と同じくするための修行」を行うこと、つまり、「一人ひとりが仏の行いをすれば、良い人が増え、この世も仏の住む世界のように善人だらけになる」ということです。
では、その仏行とはいったい何でしょうか。お釈迦さまは、六つの仏行を説いています。
1、布施(ふせ)
お金や物資を惜しまずに与える「財施」、お年寄りに席を譲るなどの「身施」、自分の知識を伝える「法施」などです。
2、持戒(じかい)
人として守るべきルールを守ることです。具体的には、
①むやみに殺生してはいけません。
②人のものを盗んではいけません。
③大切な人を裏切ってはいけません。
④嘘をついてはいけません。
⑤お酒に飲まれてはいけません。
これらの五つを守りましょう。
3、忍辱(にんにく)
感情に流されず、辛抱強く物事に取り組むことです。怒っても、その場限りにし、後に引きずらないようにしましょう。
4、精進(しょうじん)
何事も努力を積み重ねることで自信がつきます。年を重ねると他人の言うことに耳を貸さなくなりがちですが、常に学ぶ心を持ち、脳の活性化を保ちましょう。
5、禅定(ぜんじょう)
心穏やかに過ごし、何かに追われることなく、静かな時間を持つことです。スマホやPCから離れる時間を意識的に作ってみましょう。
6、智慧(ちえ)
物事の道理をしっかりと判断し、正しく行動することです。
以上が仏行です。お彼岸の間にすべてを実践するのは難しいかもしれませんが、できるだけ多くの仏行を心がけてみましょう。最近では、お墓参りの前後に本堂に向かって手を合わせる方が増えてまいりました。これもまた立派な仏行ですので、ぜひ続けていきましょう。





































