去る7月4日当山山門施食会を厳修しました。当日、雨にそこまで降られることもなく、およそ90名ほどの方がご参列くださいました。平日の月曜日ということで、いつもより少なかったものの、かえって密になることなく安心してご参列頂けたのではないかと思います。今年は10時から音楽会、引き続き総会、11時から法要を行いました。音楽会は初めての試みでしたが、「生演奏はやっぱりいいですね」「知ってる曲があってよかった」「毎年開催してほしい」などのお声を頂きました。秋の涼しくなった頃、こういった演奏会を毎年開催したいと考えています。
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| ヴィオラと電子ピアノのデュオコンサート |
この施食会(せじきえ)という法要は、字のごとく飲食を施す法要であり、あらゆる御霊、特に供養を受けられなかった無縁の精霊や動物などを、堂内入口付近に用意した施食棚に呼び入れ、水の子(ナスやキュウリをさいの目に切り、洗米と混ぜたもの)や浄らかな水を施します。これによって諸々の精霊たちの苦しみを除き、その功徳をご先祖さまに回らして供養するありがたい法要が施食会です。本来であれば大勢のお坊さんが参集しお経をあげていただくのが慣例ですが、コロナ対策として今年もやむを得ず住職を含めて5人でお勤めさせていただきました。
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| 法要の様子 |
施食会(せじきえ)は施餓鬼会(せがきえ)ともいい、餓鬼(餓鬼道に落ちた亡者)に飲食を施します。直接ご先祖さまに供養すればいいのに敢えて餓鬼に供養するのは何故でしょう?それはお釈迦さまの教えだからです。仏教では利他行といって自分より先に他人を救ってあげなさいと説いています。ですから、先祖(自身)に供養するより先に餓鬼(他人)に施すことはお釈迦さまの教えに従ったおこないなのです。この利他行によって得た功徳は大変大きく、それをご先祖さまに回らして供養するから有難いのです。
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施食棚
真ん中に見える五色の旗に餓鬼たちが集まってくると言われています。 |
役員の皆さまには、当日受付から法要の進行、あと片付けまで大変お世話になりました。ありがとうございました。