平成25年 5月29.30日に宮城県「グランディ21」に於いて、梅花流全国奉詠大会が開催されました。両日ともに滞りなく無事円成することができました。当静岡県第一宗務所は2班に分かれ、総勢330名の参加を賜りました。一日目は、石巻地区において、現地ボランエティアガイドさんがバズに同乗してくださり、当時の状況を説明しながら被災地を巡回しました。続いて閖上地区では、曹洞宗東禅寺さまにおいて般若心経と梅花を奉詠し、冥福をお祈りさせていただきました。このお寺はかろうじて伽藍は残っていましたが、堂内は柱しか残っておらず、墓地はカロートらしき石が残っているだけでした。塩害により田畑は壊滅状態、人口も被災者及び他県に移住したものを含め一万人減少したそうです。復興は着々と進んでいるようでしたが、まだ住めるような状況ではありませんでした。我々にできることは、この現状を深く受け止め、長期的に支援活動を行っていくことだと改めて実感させていただきました。
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石巻地区 |
閖上地区 |
第二日目は、いよいよ大会当日です。曇りでしたがバスから会場までは傘をさすことなく入場できました。全国各地から約1000人以上の講員さんが参集し、9時半開会式→登壇奉詠→物故者慰霊法要→清興(さとう宗幸さん)→15時半閉会式といった次第で、滞りなく大盛況のうちに終了しました。夜は秋保温泉「佐勘」に泊まって、一日の汗を流していただきました。
第三日目は、旅館を出発し、毛越寺と中尊寺を拝観したあと、一路静岡まで無事に帰静することができました。来年は島根県出雲の地に於いて、全国大会が開催されるそうです。是非大勢ご参加いただきます様お願い致します。