今年は、20日が入りで26日が明けになります。
当山では、御中日に、御開山さま、世代さま、檀信徒各家の精霊供養の法要を行っております。
この彼岸期間は1週間ありますが、中日に法要を行い、前後3日間は修養期間として、お寺に集まり、
説法を聞き、日常の行いを反省し、幸せに生きていきましょうと心に誓う期間だといわれています。
そもそも、日本古来の風習として、野菜などの豊作を願い「牡丹餅」や「お萩」といったお餅を神仏に
お供えし、それがいつしかご先祖さまにもということが始まりだとも言われています。
さて、お中日を挟む前後3日間、計6日間に行う修養はといいますと、『六波羅蜜』の実践であり、
これを行えれば幸せに生きることができるというわけでございます。この『六波羅蜜』を簡単にいうと、
- 布施(ふせ)・・・・・喜んで分け与えましょう
- 持戒(じかい)‥・・規律を守りましょう
- 忍辱(にんにく)・・一時の感情に流されずに我慢しましょう
- 精進(しょうじん)・・なんでも真剣にやりましょう
- 禅定(ぜんじょう)・・穏やかな気持ちで過ごしましょう
- 智慧(ちえ)・・・・・・物事を正しく考えらるようになりましょう
以上です。それぞれ難しい修行です。簡単にはいきませんが、
お彼岸中にお寺へ参拝に来る中で、少しでもこの6つの実践を目指してみましょう。